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スライドシェアの紹介と感想【毎日更新】

【デザインでわかる】伝え方講座(Aさんが言うデザインとBさんの言うデザイン、結局どっちが正しいの?)

 
デザインのスライドだけど、これって汎用性ありそうと思ったスライドです。
ふじしたりょうじ さんの

「Aさんが言うデザインとBさんの言うデザイン、結局どっちが正しいの?」

 

このスライドのポイントは

①デザインにはアプローチの違う正解がいっぱいある

②自分のアプローチ方法とデザインを伝えることで、デザインに関する理解が深まる

③どんなアプローチを取るかは、しっかりと根拠立てよう

ということなのですが、

この「デザイン」の部分は、割とどんな意見に変えても意味が通じると思うのです。

 

私は企画を実現したいと思った時、(自分の中では)合理的な答えなのに、

なぜ他人はわかってくれないのだろうと思う時があります。

以前はそこで「この人とは意見が合わないし話し合っても無駄だ」と諦めていました。

しかし最近いろいろなところで教えてもらう機会があり、

自分がうまく伝えられていないのだと思うようになりました。

自分がうまく伝えられていたら

①合理的な場合 相手が納得してくれる

②どこかが間違っている場合 間違いを指摘して反論してくれる

はずなので、「なぜか相手がわかってくれない」状況は無くなるはずなのです。

 

デザインにも同じことが言えると、このスライドを見て思いました。

デザインという分野は、非言語化されている部分が大きい場合もあります。

しかし自分のデザインに対して、他者の納得感を得るには

アプローチを言語化する必要があるということです。

セブンイレブンのコーヒーから分かる!デザインの重要性【勘違いUI/UXデザイン】

今日は、UIとUXの違いをちゃんと言える大人になりたいと思って
松井沙織さんの「勘違いUI/UXデザイン」をチェックしました。
 
学びのポイントは2つ
①UX(ユーザー体験)のうち、製品の見た目や仕様がUI(ユーザーインターフェース
つまりUI∈UX
②UIデザインは独立せず、大きなUXの流れを表現するものであるべき
 
この②を説明する例が、セブンイレブンのコーヒーメーカーです。
おしゃれ=使いやすさではないことの例として挙げられています。
これは気づかなかったけれど凄く身近な例だなぁとおもって感動しました。
私の母も以前、大きいサイズを買ったのに、小さいサイズのボタンを押してしまい
半分ぐらいしか入らなかったと怒っていたことがありました。(ちゃんと読もう)
その時私は、買ったコップに書いてあったのに読まない母が悪いと思っていましたが、
しばらくしてからそのコンビニのコーヒーメーカーには
テプラで作られた注意書きが貼られるようになりました。
(スライドの写真のようなものです)
こうやってこの例にバッチリハマる出来事が私の生活にも起きているのに
今までなんとなく見過ごしてきたんだなぁと思うと
ちょっと悔しい気持ちです。
デザインで解決できそうなこと、日常の中から発見していきたいと思いました。
 
 
 
 
と考えて今日いちにち向き合ってみた結果。
すごく細かいことなのですが、3色ボールペンの順番を変えたいと思いました。
私の3色ボールペンは、回転させることで3色の芯が順番に出てくるのです。
反時計回りに回転させて、黒ボールペン、赤ボールペン、シャーペン
が順番に出てきます。
私が使う頻度が高い順だと、黒ボールペン>シャーペン>赤ボールペンなので、
黒ボールペンとシャーペンが隣り合っていた方が使いやすいのです。
しかし毎回赤を経由してシャーペンを出すことになります。
芯をさす順番を変えてもいいのですが、第一本体に色の順番が書いてあり、(B R 0.5)変えると表示と合わなくなってしまい、他人に貸した時に勘違いが起こってしまいそうです。次に、シャーペンの位置が固定されています。
これをデザインで解決しようと思うと
①製品の順番を黒ボールペン・シャーペン・赤ボールペンに変える
②芯をさす順番で、表示が変わるようにする
③順番に出すのではなく、いつでも好きな色が出せる機構にする
④シャーペンの位置を固定せず、どこでも好きな色の芯をさせるようにする
と言ったことが浮かびます。
①は個人に合わせるものですが、3色の並び順が違うバージョンをいくつも販売すれば、多くの人に対応できます。繰り出し順の表示を相当わかりやすくしないと、現場に混乱が起こりそうですが、、、。
②と④は是非合わせ技で実現して欲しいところです。
芯の色の見せ方は、リフィル式ボールペンで様々な取り組みが行われています。私はぺんてるさんのslicciesの見せ方が一番好きだったのですが、シャープが入らないなぁと思っていたら、いつの間にかi+に変わっていました。なんにせよ芯を見せつつ高級感を出すのは難しそうです。そこを是非デザインで解決して欲しい。
③今回は回転をベースで考えているので難しそうですが、極論2色ならこの案は実現できます。しかし3色の回転で、好きな色を他の色を経由せずに出す方法が思い浮かばないので、この方法はなしです。
 
ということで、2と4を合わせることで、この問題をデザインで解決できるのではと考えました。
ということで今日の「いや、ペン持ち替えろよ」でした。
 
 
 

ビジネスの課題を創造的に解決する デザインシンキング入門

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ビジネスの課題を創造的に解決する デザインシンキング入門(日経BPムック)

 

昨日に引き続き本です。

ロジカルシンキングを超えて、最近はデザインシンキングというものが出てきました。

「佐藤ナオキさん」や「水野学さん」のように、デザインの力で

プロダクトのあり方に変化を起こしてきたクリエイターの登場から、

彼らの考え方を一般化しようという動きが起こっているのでしょうか。

 

と思っていたが10年前から国内でも使われている言葉らしいです。

続々と成功事例が出てきたのは2013年ごろから。

例にもパナソニックソニー花王など大企業が名を連ねています。

 

デザインシンキングの考え方は、知的資本と似ています。

簡単に言うと、

①生活者の行動や気持ちといった「人間」を考える。

②「理解」「発想」「試作」を素早く繰り返す。

③新しい発想が生まれる。

イノベーションが生まれる。

 

これまでの「技術」や「市場」を起点としたアプローチではなく、

生活者たる「人間」が起点であるからこそ、

新しいイノベーションが生まれるというものです。

 

なぜデザインシンキングは10年前に提唱されていながら今注目されているのでしょうか。

これまでの考え方はロジカルで合理的であることが良しとされてきました。

そのため、「確実にニーズのある商品」を世に出すことが求められました。

デザインシンキングでは、現場の状況を直接掴むため、新しい発想が生まれやすいです。しかしその分、市場性が予測できなかったり、発想側と生産側で意思の統一がとれていないと、発想を商品に反映することが難しかったりします。

このような欠点から、「市場が行き詰まる」ことで真価を発揮する考え方だといえるでしょう。

 

そのため大企業のデザインシンキングは、トップダウンや専門部署の創設・もしくは伝道師(エバンジェリスト)の育成から始まります。

このままの商品ではダメだという危機感を立場ある人が自覚し、生産の難しさ、ニーズの不確実性を超えて推し進めるパワーが必要なのです。

 

そんな「市場の行き詰まり」は10年前より表面化してきたように感じます。

不況が終わっても、バブルは訪れない。ミニマリストがもはやメディアで取りざたされないぐらいに浸透して、家も車も服だって、シェアするサービスは大流行。それでもモノはいっぱいある。お金を出したくなるのは、本当に必要なものだけ。

 

そんな時、本当に必要なものに気づくためにデザインシンキングが必要になってきます。

【番外編】知的資本論 すべての企業がデザイナー集団になる未来

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昨日に引き続きデザインについて。

素敵な本を見つけたので今日はスライドではなく本を読みました。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ代表取締役社長 兼 CEO

増田宗昭さんの『知的資本論』です。

 

内容としては

・これからのイノベーションを起こす会社が持つべき資本は「財務資本」ではなく「知的資本」

・知的資本とは社員それぞれが持っている知識や経験。

・知的資本を持つ会社では、知的資本を保持している社員それぞれが資本家。

・これからの時代で価値を生み出していきたいのなら、知的資本の資本家になるべき。

・ただ言われたことを実行するのではなく、どんな仕事にもデザイン的視点を取り入れるべき。

ということを、増田さんがTSUTAYAを作り、Tカードを作り、蔦屋書店を作った経緯と共に語られています。

単純に物語として面白く、デザインの必要性が語られていて、すらすら読めてしまいました。

 

私の感想としては、大きく二つで、①デザイン思考はもう新しくない②知的資本家になるにはどうしたらいいだろうか

ということが挙げられます。

 

①について

これは2014年の本だし、私が新しいと思っていたデザイン的思考の重要性は、ビジネスの世界ではもはや新しくないのだということです。

ものがあればよかった時代→ものを便利に買えればよかった時代→ものではなくことを求める時代

と変化が起こってきたことは言い方を変えて様々なところで言われていることですが、

その時代に完全に入った今は、その発想を手に入れるだけではもう古く、それを使える人材にならなければ成功などできないのだと思いました。

時代の変化のペース的には、ものではなくことを求める時代はあと10年は続きそうです。今はその考え方を手にいれ、高い水準でアウトプットにすることが求められるでしょうが、またこれから起こりうるであろう変化を掴まなければいけないとも感じました。

 

②について

知的資本を持ちましょう、と言われても、何か熱心になれるような

研究対象が見つかっていない身としては、どうすれば良いのかという疑問が浮かんできました。

これは自分のことを知ることと、社会を知ること、2つの知見が深まらないと解決できない、すごくプライベートな疑問です。しかし深めていきたいと思っています。

 

未来のデザイナー論 -変化するデザイン環境と、デザイナーに求められる変化-

Goodpatch, Inc Satoru MURAKOSHI 未来のデザイナー論 -変化するデザイン環境と、デザイナーに求められる変化- 2015/11/06 @ Schoo
 
株式会社グッドパッチの 村越 悟 さんが、Schooにて2015/11/6に配信した授業のスライド。
 
これからのデザイナーはどんな仕事になっていくかが書かれています。
今年になってデザインの重要性の周知は加速していますが、
なぜ重要であるのかが、このスライドではスッキリと明文化されています。
 
書かれているのは、6ページ目のスライド
・日本では、まだまだデザインの価値認識が低く、マネージメント層がデザインに投資できる会社は非常に少ない。
・機能やスペックでプロダクトが売れる時代は終わった。そのためロジックではなく感情を動かせるプロダクトを作る必要がある。
・そのような製品を作るためには、ユーザーのインサイトを読み取り、ユーザー体験をデザインすることが必要。
 
なんとなく感じていることを明文化してもらうと、もやが晴れたような気分になりますね。
 
続いての本文では、デザイン領域がどのように拡張しているかや、事業としての視点が書かれています。
デザイン領域の拡大については、デザインの範囲が、画面から体験へと拡張したこと。
事業側としては、UXデザインを完成させることが、ビジネスモデルより優先されるべきだということが書かれています。
 
デザインという日本語は、長らくグラフィックデザインや、装飾を考えることとして使われてきたと感じていますが、ユーザーの体験を考えることがデザインだというふうに再定義が進んでいます。しかし、いまだに業界によって、文脈によって、どちらの意味にも使われることがあり、注意が必要な言葉です。
これからデザインをやろうと思うにあたって、日常の中の小さな煩わしさを、どう捉え、解決していくかを考えることから、デザインを始めてもいいのかなと思いました。
 
 

Webマーケティングの全体像

 

 
マーケティングの知識とは具体的に何を指すのか?
という問いに答えてくれたスライドシェア。
また、広告とマーケティングの違いが理解できていなかったので、
広告はマーケティングの一手段にすぎないということが納得できた。
 
マーケティング=ユーザーとの接点の最大化
その実現のために
ユーザーを理解すること/自社を理解すること/競合を理解することの3つを通して
ユーザーとのあらゆる接触ポイントを自社に最適化していく。
 
ユーザーと接触するフェーズごとにそれぞれ最適化の意味は変化する。
①接触・認知(どうすればより知られるようになるか)
②興味・好感(どうすれば商品の魅力が伝わるか)
③購入検討(どうすれば購入してもらえるか、何が不安か)
④顧客化
⑤リピート(どうすれば他社に奪われないのか?)
⑥ロイヤルカスタマー化(ちゃんとユーザーをもてなせているか?)
⑦紹介・口コミ・SNS
商品の種類・業種ごとに違いはあるし、ユーザー全員が同じフローを経験する
訳ではない。したがって消費行動の分析は一つではないし、それを分析することもマーケティングに含まれる。
違いはあれど、ユーザーの行動を分析し、それぞれの段階で最適なアプローチを考えるのがマーケターである。